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第二次大戦後、プレストン・タッカー(ジェフ・ブリッジス)は子供の頃からの憧れであった自動車の製作に乗り出す。彼の思い描いた理想の車はリアにエンジンを搭載し、速さだけでなく数々の安全性能をも兼ね備えたまさに革新的な車であった。この未来カー「タッカー・トーペード」の製造販売を実現するため、元銀行マンのエイブ(マーティン・ランドー)の協力を得て株式を発行、派手なテレビ広告で資金集めを開始する。
一躍脚光を浴びることとなった「タッカー」だが、一個人事業主の彼には大きな落とし穴が待っていた。いわゆるビッグ3の圧力だ。彼の車はあまりにも革新的に過ぎ、大手自動車産業にとって脅威となってしまったのだ。この政財界の策略にはまった彼は詐欺罪で告訴され、せっかく手に入れた世界最大級の工場は閉鎖に追い込まれてしまう。彼が無罪を勝ち取るためには、契約上の期日までに50台の新車を完成させなければならなかった‥‥。
右は、1948年5月のタッカー・エンブレム・ジッポーの広告だ。エンブレムはメタリケ(薄いプレート)であろうか。広告ではイニシャル、サイン、ディーラー名を裏に彫刻できると謳われているのだが、タッカー自体が発売されなかった事実を勘案すれば、このジッポーが実際にどれだけ製造されたかは謎であり、まさに"幻のジッポー"と言えるだろう。左上はこのジッポーの51個限定復刻版であり(1998年製
・50周年記念)、その缶ケースにデザインされているのが左のタッカーの広告だ。
この他、当時を意識した線彫り柄モデル(1998年製)、「タッカーの3つのビックリ」と名づけられたセット(1999年製)が販売されている(下写真)。
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