今やカリフォルニア州知事のシュワルツェネッガーだが、映画の舞台は同州ロサンゼルス。消防所長のゴーディー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、コロンビア総領事館を狙った爆破テロに巻き込まれて最愛の妻と息子を失ってしまう。爆破犯は"ウルフ"と呼ばれ、アメリカ政府のコロンビア介入に抗議するテロリスト(クリフ・カーティス)だ。タイトルの「コラテラル・ダメージ」とは、副次的な被害、仕方のない犠牲を意味するが、妻子を失ったことを単に「コラテラル・ダメージ」で済ませまいと、ゴーディ−は単身コロンビアに乗り込む。

コロンビアではテロのアジトに潜入するため、機械の修理屋代行を装い、テロリストの資金源であるコカイン工場に近づこうとする。工場をまかされているアメリカかぶれのフェリックス(ジョン・レグイザモ)は、メタリカのTシャツを着て、ハイポリッシュのジッポーを愛用、ゴーディーに下手なラップを褒められて勘違いしたまま彼を自分の工場に連れて行ってしまう(左右はメタリカのハイポリッシュ・ジッポー、1993年製)。ゴーディーは発電機を修理するふりをして着々と対テロリストの準備を進める。ここで彼はジッポーのインサートにアセトンを染み込ませておく。テロリストのトラックの下にしがみつき敵のアジトにたどり着いた彼は、手榴弾を輪ゴムで止め、用意したジッポー内のアセトンを塗布して時限爆弾にするのだ(アセトンが輪ゴムを徐々に溶かして切れたら爆破する仕組みだ)。シュワちゃんにジッポーを活用してもらってうれしい限りである。

さて、ウルフはワシントンで新たに大規模な爆破テロを計画していた。彼の妻セリーナ(フランチェスカ・ネリー)は、アメリカに協力してウルフのテロを阻止させようとアメリカ国務省に同行する。セントラル駅の監視カメラがウルフを捉え、FBI率いるチームが総動員されるのだが、実はこれは目をそむけさせる偽の作戦であり、ウルフとセリーナの標的は、他ならぬ国務省ビルそのものだったのだ‥‥。左右は国務省のジッポー(1987年製)。スタッフ・オンリーの機密?備品だ。